繰り返しテストを行った結果、STAGE1ピストンから更にリメイクを行いました。
まずピストン軽量化は大幅な肉抜きは行わず、熱害が厳しいカー用を考慮し、放熱性を踏まえた仕様です。
放熱性の悪さはリングの張力低下を招き、一定の温度域を超えると急激にトルクダウンします。
また2サイクルの場合、ピストン内面の肉抜き=予圧(1次圧縮)の低下を意味するので、
最高速仕様のような単一目的に振った仕様で無い限り、常にトレードオフの関係が生じます。
本ピストンはノーマルからモデファイまで仕様を問わずご使用頂けます。
ゼノアエンジンは生産性を考慮したシリンダーレスが故、掃気通路はポート部まで仕切りの無い寸胴形状です。
しかしその寸胴形状が幸いして、ピストン側面の極所的なアタリが発生しやすく、OHの度に側面の修正を行っても、
もはやイタチゴッコで根本的な解決にはなりません。
STAGE2ピストンは構造上の問題こそ解決には至りませんが、摺動部のフリクションを低下させるべく、
mosWPC処理を実施しております。
(施工代金)
STAGE2ピストンコンプリート ¥10290(G23・26供に)
持ち込みの場合 ¥7290 (注)コンディションによっては施工できない場合があります。
※ 特殊な用途で使われる方へ
用途に合わせた大幅な軽量ピストンも製作可能です。
クリアランスまで突き詰めるヘビーチューナーに合わせ、ピストンプロフィールの精密レポートもご用意できます。